日语学习网
保土ヶ谷(ほどヶがや)
日期:2025-02-28 20:50  点击:297
保土ヶ谷(ほどヶがや) (神奈川県横浜市)
   「ホト」とは「女性器の形」を意味していた 神奈川県横浜市の中央部に「保土ヶ谷」という場所があるが、この地名は、「ホトのような形をした谷」という意味だという。
 しかし、「ホト」とはいったいなにをさすのだろうか。
 じつはこれ、「女性の性器」をあらわす古語だ。「蕃登」「保止」「陰」などと書き、『古事記』などの古典にも登場する言葉なのである。
 一説によると、ホトはもともと「火所」と書き、火きり臼うすと火きり杵きねを使って火をおこす動きが男女の性交に似ていることから、火きり臼を女性器に見立てて、そう表現するようになったという。
 また、かつてこの地の谷の地形が、女性器の形に似ていたため、こうした地名になったのではないかという説もあるようだが、この説のような、窪みのある地形に「ホト」が付けられた例は、愛媛県の「保土野」、愛媛県·長野県·高知県にある「程野」、青森県の「保戸沢」、埼玉県の「宝登山」、大分県の「保土島」、福島県の「程田」など、いくつかある。日本のあちこちで、ちょっと意味深な地名がたくさんみられるというわけだ。
 なお、保土ヶ谷という地名の由来については、奈良時代の古名の「幡はた屋や」という郷名が変化したとする説や、アイヌ語が変化したとする説、僧万ばん里りの紀行文にあった「世せ戸と井い」が変化したとする説など、前述の説以外にも、いくつかの説が存在しているようだ。
 

分享到:

顶部
03/05 02:08