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大鰐(おおわに)
日期:2025-02-28 20:50  点击:297
大鰐(おおわに) (青森県大鰐町)
   その名の由来は「大きなワニ」ではなく、阿弥陀如来像だった 青森県南津つ軽がる郡にある大鰐町は、県庁所在地の青森市から約四〇キロのところにあり、豊かな自然と緑に恵まれ、スキーや温泉が楽しめる町として知られている。もちろん、リンゴの栽培も盛んだ。
 この町の「大鰐」という名称を聞くと、どうしても、あの獰猛なワニにその名の由来があるように思ってしまう。しかし、実際にはそうではないようだ。
 じつは、もともとこの地には大きな阿あ弥み陀だ如によ来らい像があり、はじめのうちは「大阿弥陀」という地名で呼ばれていたらしい。その後、大阿弥が大おお阿あ子ねに変化し、大浦為ため信のぶによる津軽統一後は、大きな山さん椒しよう魚うおがすんでいたという伝説から、「大鰐」と記されるようになったといわれる。つまり、「鰐」とはアマゾンなどの川にすむハ虫類の「ワニ」ではなく、両生類の「サンショウウオ」のことだったのである。
 地名が阿弥陀如来像に由来するといわれるだけあって、大鰐町は津軽地方でも早くから仏教が伝わった場所として知られ、国の重要文化財の指定を受けている大日如来像が祀られて、多くの人々の信仰を集めていた。
 ちなみに、大鰐温取」キー場がある阿あ闍じや羅ら山やまも、仏教に関係した由来をもつ地名だといわれている。
 

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