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仙せん台だい (宮城県仙台市)
日期:2025-02-28 20:51  点击:228
仙せん台だい (宮城県仙台市)
   祀られていた「千体の仏像」から伊達政宗が命名
 文化・観光・経済面において、東北地方最大の都市となっている仙台市。宮城という県名よ
り、むしろこの「仙台」のほうが全国的には認知度が高いかもしれない。
 ところで、この地名の由来は、この地に築城した〝独眼竜〟伊達政宗にまつわる説が有力
だ。
 その昔、慈じ覚かく大だい師し円えん仁にんが、この地に千体の仏像を祀まつった。そ
れが、「千体→千代」と転じていく。
 そして、伊達政宗が、一六〇〇(慶長五)年に、家康から許可を得て青葉城の築城を開
始した際に、この地を「仙台」と改めたのだという。
 政宗は、文学にも秀でた才能を発揮し、中国・唐代の「同題仙遊観」という詩の起句であ
る「仙臺初見五城桜」からとったものとされている。
 また、政宗以外の説では、広瀬川、国分川に囲まれている地形から「川せん内たい」と
いわれたことが語源とか、アイヌ語の「セプ(広くする)」「ナイ(川)」つまり「広く
する川」からきた言葉だとする説もある。
 伊達政宗は、「伊達男」という言葉が現代にも伝わるくらいに、粋なカッコイイ男だっ
たはず。そんな政宗らしいこだわりが、地名の由来となっているのではなかろうか。

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