第1回
問題1 次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1·2·3·4から一つ選びなさい。
1 君がどうしてもほしいと言うなら、あげないものでもないが、ほしい( )あげられないよ。
1 だけ
2 しか
3 きり
4 ものだから
2 あたし( )、なんであんな人を信しん じていたんでしょう。
1 だったら
2 ったら
3 からいって
4 だと
3 資し 源げん を大切にしなければならないのに、わが国くに の紙の使し 用よう 量りょう は増ふ える( )。
1 つもりだ
2 かぎりだ
3 一方だ
4 ところだった
4 本を( )、読みたい。でないと買う意い 義ぎ がない。
1 買ったうえは
2 買ううえで
3 買ったとおりに
4 買うことは
5 結婚( )、主人は単たん 身しん 赴ふ 任にん で上海へ行ってしまった。
1 からすれば
2 から見て
3 してでも
4 してまもなく
6 こればかりの給料で、こう働かされては( )。
1 たえない
2 たえられない
3 いれない
4 いれられない
7 A:明日の午前9時ごろ、君のところへ行きますから、そのときに( )ほしいんです。
B:はい、待っています。
1 いえにいないで
2 いえにいなくて
3 出かけないで
4 出かけなくて
8 あの男は優やさ しそうな顔( )、実じつ は悪あく 人にん だ。
1 によらず
2 にみえず
3 からみて
4 からして
9 ボケ( )失礼ですが、しおを砂さ 糖とう と間ま 違ちが えてコーヒーに入れるなんて、人に笑われますよ。
1 と言われては
2 と言おうと
3 と言っては
4 と言いたいと
10 そんなにひどいことをしたのなら、言い訳の( )と思う。
1 しかたがない
2 しようがない
3 しかたがある
4 しようがある
11 なに?彼女はもう四十だって?四十( )若く見えるね。
1 にしては
2 をしては
3 のくせに
4 どころか
12 東京の神かん 田だ 川がわ ( )歩きながら、たくさんの写真を撮った。
1 にそって
2 にともなって
3 ぞいで
4 どおりで
13 本ほん 日じつ 、本ほん 店てん では一いち 律りつ 2割わり 引びき ( )ことになっております。また、( )方かた 々がた にささやかながら贈おく り物ものをさしあげます。
1 とさせていただく/ご来店いたす
2 となさっている/ご来店いたす
3 とさせていただく/お越しになる
4 となさっている/お越しになる
14 ボーナスをもらう日ひ ( )うれしい日ひ はないでしょう。
1 より
2 ほうが
3 ほど
4 はず
15 今回のパーティーの成功、司し 会かい 者しゃ の田中さんの活かつ 躍やく を抜ぬきにしては( )。
1 やめない
2 やめられない
3 語かた らない
4 語れない
問題2 次の文の ★ に入る最もよいものを、1·2·3·4から一つ選びなさい。
16 彼は ______ ______ ______ ★ 日本に留学した。
1 目的
2 を
3 として
4 大学進学
17 たとえ苦くる しくても、______ ______ ______ ★ つもりだ。
1 続ける
2 まで
3 最後
4 やり
18 今こん 月げつ 末まつ にて現げん 在ざい の価か 格かく は ______ ______ ★ ______ させていただきます。
1 5,800円の値ね 上あ げを
2 終しゅう 了りょう となり
3 1台につき
4 来月より
19 外が ______ ______ ★ ______ 出発しましょう。
1 早く
2 うちに
3 ならない
4 暗く
20 君の実じつ 力りょく ★ ______ ______ ______ 見せようじゃないか。
1 いい
2 で
3 を取って
4 実じっ 績せき
問題3 次の文章を読んで、 21 から 25 の中に入る最もよいものを、1·2·3·4から一つ選びなさい。
新しい日本語能力試験の「言げん 語ご 知ち 識しき (文法)では、文法の知識を、文法形けい 式しき とその意味用よう 法ほう に関する知ち 識しき と、テクスト性せいに関する知識という二つの観かん 点てん から捉とら えます。
語ご だけを知っていても、文は作れません。文を作る 21-a 、助じょ 詞し を使ったり、動詞や形容詞などの活かつ 用よう 語ご の形かたち を変えたりして、語と語とが自然に結むす びつくようにしなければなりません。そのためには、助じょ 詞し や活かつ 用よう 語ご などといった、文法形式とその意味用法に関する知識が必要です。
その知識がなければ、日本語の文として意味をなさない単たん なる語の羅ら 列れつ になってしまい、特に書かれた文の場合はまったく意味が通じないといったことも起こり得え ます。
22 、文を並べただけでは、まとまりを持った文章とは言えません。まとまりを持った文章を作る 21-b 、接せつ 続ぞく 詞し を使ったり、視し 点てん を統とう一いつ したりして、文と文とが自然 23 ようにしなければなりません。そのためには、文章にまとまりを与あた えるテクスト性せい に関する知識が必要です。その知識がなければ、日本語の文章としてまとまりを持たない単なる文の連れん 続ぞく になってしまい、伝つた えたいことが十分には伝つた わらないといったことも起こり得ます。
24 、新試験では、文法の知識を、 25 捉とら えて、測そく 定てい することにしました。
(2009年7月付 「新しい日本語能力試験ガイドブック」による)21
1 aためには/bためには
2 aようには/bようには
3 aものなら/bものなら
4 aのでは/bのでは
22
1 しかし
2 なぜなら
3 また
4 でないと
23
1 における
2 につながる
3 をとおる
4 をかねる
24
1 それに
2 そこで
3 それなら
4 そして
25
1 一文レベルの視点から
2 一文を超えたレベルの視点から
3 一文か二文からなる高レベルの視点から
4 一文レベルと、一文を超えたレベルとの二つの視点から