衫：「何なのよ、あんた！　私をどうするつもり？」

 

　　道：「取り消せ！」

 

　　衫：「は？」

 

　　道：「_____1_____」

 

　　衫：「冗談じゃないわよ！」

 

　　道：「一億だ。」

 

　　衫：「は？」

 

　　道：「____2_____」

 

　　衫：「一億！？」

 

　　道：「トータルエステとヘアメイクに１千万。ドレスに２千万。ネックレス、指輪、その他装飾品もろもろ合わせて、ざっと一億だ。」

 

　　衫：「まさか???これを貸しにして、私を、借金苦に突き落とすつもり？」

 

　　道：「舐めるな。そんなもん欲しけりゃいくらでもくれてやるよ。」

 

　　衫：「はぁ！？じゃあ何でこんなことすんのよ。何笑ってんのよ。_____3_____何よこんなの！」

 

　　道：「じゃあ何で見とれてたんだよ。見とれてたよな？」

 

　　衫：「それはその???。」

 

　　道：「人の心なんてもんは、金の力で簡単に動かせるんだ。お前も所詮その程度なんだよ。ド庶民が。笑えよ。嬉しいだろ、こんな格好出来て。笑え！笑えよ！」

 

　　衫：「ばっかじゃないの！？笑えるわけないじゃない！あんたなんかにこんなことされても、ちっとも嬉しくない！世の中にはね、お金でどうにも出来ないものだってあんのよ。私は絶対に負けない！_____4_____」