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日语能力考试一级阅读精选问题集(3)
日期:2012-11-14 09:31  点击:684

   さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締め付けるから。せめて周囲には聞こえないように、私はプリントを指で千切る。細長く、細長く。紙を裂く耳障り(みみざわり)な音は、孤独の音を消してくれる。気怠(けだる)げに見せてくれたりもするしね。葉緑体(ようりょくたい)?ァ ~ナダモ?ハッ。っていうこのスタンス。あなたたちは微生物を見てはしゃいでいるみたいですけど(苦笑)、私はちょっと遠慮しておく、だってもう高校生だし。ま、あなたたちを横目で見ながらプリントでも千切ってますよ、気怠くっていうこのスタンス。

 
  黒い実験用机の上にある紙屑の山に、また一つ、そうめんのように細長く千切った紙屑を載せた。うずたかく積もった紙屑の山、私の孤独な時間を凝縮(ぎょうしゅく)された山。
 
  顕微鏡(けんびきょう)の順番はいつまで経っても回ってこない。同じ班の女子(じょし)たちは楽しげにはしゃぎながら、かわりばんこに顕微鏡を覗きこんでいる。彼女らが動いたり笑ったりする度に舞い上がる細かい埃(ほこり)が、窓から射(さ)す陽(ひ)をうけてきらきらと美しい。これほどのお日和(ひより)なら、顕微鏡もさぞかしくっきり見えることでしょう。さっきから顕微鏡の反射鏡が太陽光をチカチカと跳ね返して私の目を焼いてくる。 ①暗幕(あんまく)を全部引いてこの理科室を真っ暗にしてしまいたい。
 
  今日は実験だから、てきとうに座って五人で一班を作れ。先生が何の気なしにいった一言のせいで、理科室にはただならぬ②緊張が走った。てきとうに座れと言われてーーー五人全員親しい友達で固められるか、それとも足りない分を余り者で補わなければいけないかーーがなされ、友達を探し求めて泳ぐ視線同士がみるみるうちに絡み合い、グループが編まれていく。どの糸が絡み合っていくか、私には手に取るように分かる。高校に入学してからまだ二ヶ月した経っていないこの六月の時点で、クラスの交友関係を相関図にして書けるのは、きっと私くらいだろう。当の自分は相関図の粋外にいるというのに。唯一の頼みの網だった絹代にも見捨てられ、誰か余っている人いませんか、と聞かれて手を挙げた、あのみじめさ。せめて口で返事すればよかった。目をぎょろつかせながら、無言で、顔の高さまで挙手(きょしゅ)した私は妖怪じみていただろう。
 
  綿矢りさ『蹴りたい背中』河出書房新社による
 
  問1 ①「暗幕を全部引いてこの理科室を真っ暗にしてしまいたい」とあるが、この時の「私」の気持ちは次のどれか。
 
  1. 同じ班の女子が私に顕微鏡を見せてくれないので、意地悪をして顕微鏡を見えにくくしたい
 
  2. 顕微鏡の反射鏡が太陽光を跳ね返してまぶしいので、太陽光が目に入らないようにしたい
 
  3. 実験などしたくなくて、ずっと紙を千切っていたいから、顕微鏡の順番が回ってこないようにしたい
 
  4. 楽しげにしている友達が鬱陶しく、その中に素直に入れない自分も嫌で、この雰囲気を消してしまいたい
 
  問2 ②「緊張が走った」とあるが、どんな緊張か。
 
  1. 今からどんな実験をするのかという緊張
 
  2. 誰と一緒にグループが作れるかという緊張
 
  3. 早く班を作らないと先生に叱られるという緊張
 
  4. 座る所がなくなるのではないかという緊張
 
  孤独在嘶叫。心中憋闷,这洪亮清脆的铃声显得格外刺耳.至少不要让周围的世界听见我用指撕碎刊物的声音。细长地,细长地。用刺耳的撕纸声来抵消独孤。也让我看见倦怠的神情。叶绿体?水蕴草?哈,就是这样的态度。好像你们看着微生物而吵吵闹闹(苦笑),我就不必了,早已是高中生。也罢,侧看着你们,纸也粉粉碎,懒散。就是这样的心情。
 
  黑色实验机器上堆着山一样的纸屑,又一张,背负着挂面般细长的碎纸。层层叠叠堆积如山的纸屑,被凝缩成我的孤独时间山。
 
  轮流(观察)显微镜的顺序一直挨下去没有轮回来过。同班的女生们看上去很愉悦地欢闹着,一边还轮番窥视显微镜。她们每一次扭动吱笑,飞扬起来微小的灰尘就受到窗外照射的阳光而闪闪发亮,异常美丽。这样的晴天,显微镜也一定能看见吧。从刚刚起显微镜的反光镜因太阳光晃眼而反烧到我的眼睛。真想拉上所有的黑窗帘,整间理科教室陷入一片黑暗之中。
 
  今天要做实验,所以把随意坐着的人配成五人一组。。或许是老师不经意间的一句,理科教室内刮起一阵非同一般的紧张气氛。说是随意……5人都是好朋友是聚集在一起呢,亦是非要不够数的人凑到剩下的人中去……于是,寻找朋友穿过视线的伙伴们在看着看着之间就暗地勾结,编排小组。组成什么样的人脉,我是一目了然的。进高中不过两个月的现在六月份,能画出班级交友关系图的,肯定只有我一个吧。尽管当时的我是排除在关系之外的。我唯一信赖的友情线的娟代也被抛弃了,有谁多出人来么,听到的举起手,那样的凄惨。哪怕是口头答复也好。睁大眼睛,我默不作声地把手举过脸,这样的我看起来像足了妖怪吧。
 
  単語:
 
  ァ ~ナダモ Egeria densa 水蕴草
 
  スタンス stance 对事物的立场,态度;准备击球的姿势
 
  かわりばんこ [代わり番こ]轮番,轮换,轮流替换
 
  手に取るように 非常清楚,清晰地
 
  文法:
 
  形容词词干/动词连用形 + げ表示带有这种样子的意思的新的形容动词.相当于「~そう」的形式.但「~げ」的形式书面语气较浓.
 
  “……的神态,……的样子,……的情形,……的感觉”
 
  (1)その人は退屈げに雑誌のページをめくっていた。
 
  他百无聊赖地翻看着杂志.
 
  (2)彼女の笑顔にはどこか寂しげなとこがあった。
 
  她的笑脸中带着一股凄凉.
 
  (3)彼のそのいわくありげな様子が私には気になった。
 
  他那欲言又止的表情令我不安.(惯用句形式)
 
  问题
 
  问题一 文中“想拉起所有的黑窗帘让整间理科教室成一片黑”,这个时候“我”的心情是以下哪项。
 
  1 同班女生不给我看显微镜,故意想让显微镜看起来困难些。
 
  2 显微镜的反光镜因阳光反射而太刺眼,不想让阳光射进眼睛。
 
  3 不是不想做实验,由于一直在撕纸,所以也不想让显微镜的顺序轮回。
 
  4 对着看上去很快乐的朋友非常郁闷,也非常讨厌自己无法直接融入其中,想让气氛赶快消失。
 
  问题二 文中“紧张弥漫”,是什么样的紧张呢。
 
  1 现在要做什么实验的紧张
 
  2 能和谁一起组队的紧张
 
  3 不早组队的话会被老师责怪的紧张
 
  4 坐的地方会不会没有的紧张
 
  解き方:
 
  1 在第一段中“我”撕纸,内心方面的孤独是因为听不见周围的声音,外表,是看起来倦怠,更是早已是高中生而不需要吵闹的欢腾,是和大家有区别的大人的姿态了。第三段中一直没有轮回到显微镜的机会,其实是因为太孤僻了而无法融入同学伙伴之间,但又不想等待的微妙心情。因此2,3是错误的。对朋友有着敌对的情绪也是错误的,1排出。答案是4.
 
  2 「五人全員親しい友達で固められるか」「 足りない分を余り者で補わなければいけない 」是暗示。是到底能和要好的人组成队,能够加入同学间的紧张。答案是2.

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