つい先日のことだが、アメリカのあるスポーツ指導者が日本の競技者についていっていた言葉を新聞で見て興味をひかれた。日本人はスポーツの上に自分の人生を築いている。出発点に人間がいない。それではダメだというのである。
これは、ほとんどそのままわれわれの音楽にもあてはまる。何故音楽をやるのかということを問う前に音楽から出発する。だから、学生のうちは、あるいはコンクールまでは良いが、その先にはつながらない。これだけの音楽の水準を確保しながら、本当の大家が生まれない。
(遠山一行「音楽の出発点に『人間』はいるか」1991年3月19日付毎日新聞夕刊による)
問い・この文章で、筆者は何を言いたいのか。
1.音楽をする人も、スポーツをする必要がある。
2.なぜ音楽をやるのかをはじめに考えるべきだ。
3.音楽をスポーツのように考えてはいけない。
4.まず演:奏の技術を高めなければならない。
全文翻译:
就在前几天,在报纸上看到一美国体育教练就日本运动员发表的谈话,引起了我的兴趣。他说日本人是在运动上构造自己的人生。出发点里没有人,那是不行的。
这也完全可以套用在我们的音乐上。在没有弄清楚自己为什么要从事音乐时就向音乐迈出了脚步。所以在学生当中,或许参加比赛还可以,却再也前进不了。他们只能保持那种音乐水平却成不了真正的名家。
答案:2