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『論語』の子張篇-19
日期:2014-05-22 09:22  点击:813
[白文]19.孟氏使陽膚為士師、問於曾子、曾子曰、上失其道、民散久矣、如得其情、則哀矜而勿喜、
 
[書き下し文]孟氏、陽膚(ようふ)をして士師(しし)たらしむ。曾子に問う。曾子曰わく、上(かみ)その道を失いて、民散ずること久し。如し(もし)その情を得れば、則ち哀矜(あいきょう)して喜ぶこと勿かれ(なかれ)。
 
[口語訳]孟孫氏が、陽膚を司法長官に任命した。曾子が言われた。『上に立つ者が道義を失っている為、人民が長きにわたって離散している(人民が法律を破って規範意識を失っている)。もし犯罪の実情をつかんだときは、彼らに同情すべきであり喜んではいけない。』 
 
[解説]孟孫子が自分で司法長官を選んだ時に、曾子に国の治め方について問いかけた。曾子は、君主や官吏が道義を守って正しく生きれば、人民も自然に法に従うようになり社会が安定するという『徳治主義』の原則を分かりやすく説いている。

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