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第十三章:歴史~千古のなぞ 円明園の文物は今どこにあるか
日期:2015-01-07 13:42  点击:422
 1860年、英仏連合軍は北京に侵入した際、皇室の園林である円明園を占領し、そこの珍宝を一切奪っていった。英仏連合軍が円明園から奪った至宝はいったいどれぐらいあるだろう。今も分からない謎である。が、仏軍が帰国後、皇帝に奉げた珍宝だけでも凡そ1万点に及ぶと言われている。現在、円明園の宝物を見たいと思うならば、イギリスとフランスへ行くしか方法がない。 
 
 イギリスのロンドンにある大英博物館には円明園から奪った珍宝が数万点展示されており、秦と漢の貴重な宝物、隋と唐の書画、明清の金や玉の器、何でも揃っている。東晋の画家である顧愷之による「女史箴図巻」も大英博物館に収蔵されている。この作品は中国で最も早い「形を以って神を描く」傑作だとされている。フランスのナポレオン三世は、フランス軍が円明園から奪ってきた1000点以上の珍宝を陳列するため、ある古城で「中国館」を建てた。これらの珍宝には、商周の青銅器、明清の官窯による陶磁器、玉石と象牙の彫刻品、清の乾隆帝の玉璽、乾隆帝の66歳の誕生日を祝うための玉屏風などがある。フランスのパリにある国家図書館には、円明園から奪ってきた円明園40景の絹製彩色版の図鑑、乾隆帝の題字がある円明園風景図など80点の珍宝が展示されている。また、個人に収蔵されている円明園の珍宝は数え切れないほど多い。 
 
 2000年5月頃、香港で行われた骨董品競売会で円明園の至宝が競り売りされたが、その中の3点は西洋楼の海晏堂にある12干支噴水の銅牛首、銅猿首と銅虎首であった。12干支噴水は中国の12干支をちなんで作った噴水時計で、デザインが精巧で2時間ごとにその時刻に当たる干支の銅首から水が噴出し、正午12時に12銅首から一斉に噴水する。競売会で、銅虎首が1400万元元で、銅牛首が700万元で、銅猿首が740万元で売却され、中国のある会社が買い受けた。

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