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関西弁講座 23 【おうじょう】
日期:2012-09-12 14:13  点击:2121

   第23回  【おうじょう】

 

  辞書には
  『仏語。
  1 現世を去って他の仏の浄土に生まれること。特に、極楽浄土に往って蓮華の中に生まれ変わること。*霊異記‐上?二三「父母に孝養すれば、浄土に往生す」
  2 現世を去って弥勒菩薩の兜率天(とそつてん)や観世音菩薩の補陀落(ふだらく)世界などに生まれること。
  3 現世で弥陀の願力によって真実不退の信心を得ること。
  4 現世で弥陀の浄土に生まれることが約束される即身成仏のこと。
  5 この世を去ること。死ぬこと。*仮?竹斎‐上「誰とは知らず、夜半の比、若き侍わうじゃうとて」
  6 すっかりあきらめ、行動をやめること。*滑?膝栗毛‐三「かたりにあったとおもって往生して払ひやせう」
  7 どうにもしようがなくなって、困ること。閉口。困却。「悪路で往生した」
  8 寝ること。*浄?近頃河原達引‐中「サアおしゅんこちらもここに往生いたそ」
  9 無理に押しつけられて、いやいや承知すること。「無理往生」
 
  国語大辞典(新装版)小学館 1988』と載っています。
  毎度のことですが、この辞書は簡単なことを余計に難しく説明しているようです。
  仏語といっても、もちろんフランス語のことではありません。
  この言葉も関西の言葉というわけではないのでしょうが、東京ではめったに使われません。
  関西で言う所の往生するとは、行き詰まってどうにもならないという意味ですが、閉口するとか困るというほどの軽い意味でも使われます。
 
  【例】
  「パソコンが動かんようになって、往生してんねん」
  パソコンが動かなくなって往生しているのは私です。(2003年3月9日今日の戯言)
  「お~じょうしまっせ」「無茶言うたらいかんわ~」で有名なのは漫才の「大木こだま?ひびき」です。これぞ大阪の漫才、という感じがするコンビですが、東京のテレビではあまり見ることができません。残念です。

 


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