A コストコントロールの手法として、物流プロセスの削減や見直しが有効だと思われます。
B どういうことですか。具体的に説明してください。
A 現在、わが社は国内に物流センターを七か所運営しています。これを関東ブロック,関西ブロック、九州ブロックの三つの大規模施設に集約します。
B 国内市場が縮小している今、物流拠点の集約は大幅なコスト削減につながりますね。
A はい、これと同時に、施設内の商品を管理する情報システムを刷新し、商品の在処を常時把握できるようにするなど、機能を向上させます。これにより、一日で処理できる商品数が平均10万個から30万個に増えます。
B なるほど。そうすれば必要な人員を減らすことができ、人件費も下げることができますね。
A A社やB社はすでに物流拠点の集約に取り掛かっています。物流効率化によるコスト削減を図っているのです。わが社も物流プロセスの見直しを積極的に進めなければなりません。