[白文]26.子曰、君子泰而不驕、小人驕而不泰、
[書き下し文]子曰く、君子は泰(ゆたか)にして驕らず、小人は驕りて泰ならず。
[口語訳]先生は言われた。『君子は泰然としているが驕慢ではない、小人は威張ってはいるがゆったりとしていない。』
[解説]上の章と同じく君子と小人の特徴の違いについて述べている。君子はゆったりとして同道とした雰囲気があるが、小人は声を荒げて威張るばかりでその立ち居振る舞いに悠然とした余裕がないのである。