東京では制服が義務付けられていない高校で「なんちゃって制服」と呼ばれる制服そっくりの私服を着て通うのがトレンドになっています。評論家によれば「制服を着用した女子高生」というのは一種のブランドなのだそうです。つまり、「制服」そのものが商品価値をもっているのです。そのために有名私立高校の制服に似せたブレザーなどを着用して登校するのだといいます。かつて管理教育の象徴とされた制服も、今では女子高生だから着られる特権となっています。こうした動きに注目して、高校生に焦点をしぼって制服風のブラウスやスカート、リボン、靴下などを揃えて売り出しているファッションメーカーもあります。
A:外は真っ白ですね。
B:きれいですね。何年ぶりの大雪でしょう。ところで、寒くないですか。今日もそんな薄着で。
A:大丈夫ですよ。
B:すごいですね。日本人は本当に寒さに強いんですね。よくテレビや漫画で、真冬でも素足で超ミニスカートの制服を着ている女子学生を見ますが、なぜ冬の制服もミニスカートなんですか。寒くないのでしょうか。
A:確かに日本の女子学生の大部分の制服はセーラー服で、冬でもスカートです。しかし、彼女たらのスカートは基本的に膝上までで、学生によっては短いスカートがかわいいからということで、学校が終わってから化粧しつつ頑張って巻き上げているだけです。これが、皆さんの目にする日本の女子学生の不思議な超ミニスカートだと思います。実はあれは校則違反のところが多いのですよ。
B:そうなんですか。それにしても素足ではくのは寒そうですね。私には無理ですよ。
A:日本人は小さいころから半ズボンとスカートで鍛えられているため、冬にスカートをはいても寒さに堪えることが出来るんだと思います。また、日本は温帯で海洋性気候なので冬でもそれほど気温は下がりませんし、交通機関が発達しているので純粋な屋外での活動時間が短くなります。だから、冬でもミニスカートをはいていても問題ありません。
B:なるほど。
A:でも本当は寒くないわけではないと思いますよ。日本は寒さ対策の道具も多いです。日本の女の子達は、実はお腹に「腹巻」を巻いたり、背中やお腹に「カイロ」を貼ったり、足に防寒クリームを塗ったりと、結構努力して寒さ対策をしていますよ。だから、真冬でもミニスカートでも平気なんですね。