日本の法律では、男性は18歳以上、女性は16歳以上のほとが結婚できます。近年、日本人の結婚事情は大きく変わってきています。平均結婚年齢は毎年どんどん上がってきている上、結婚せずに独身で通す人も多くなっています。平均結婚年齢が高くなっていることを晩婚化といい、結婚しない現象を非婚化といって社会問題となっています。結婚が遅れる人、結婚しない人が増えた背景には、女性の高学歴化とともに女性が社会進出していることがあると言われています。また、近年問題となっている格差社会も非婚化の一因となっており、十分な収入がないと結婚に踏み切れないという事情もあるようです。
A:来月は友達の結婚式に参加するから、一時帰国時ます。
B:結婚式ですか。私は日本人の結婚式に参加したことがありませんが、どんな様子ですか。
A:日本の結婚式には挙式と披露宴があります。挙式は、神社での「神前式」、教会での「キリスト教式」、親戚や友人たちの前で行う「人前式」が一般的です。でもキリスト教式で結婚式をあげる人は、キリスト教の信者とは限らないですよ。ウェディングドレスが着たいからとか、教会で挙式したいからなどで決める人が多いと思います。また、最近ホテルや結婚式場には、挙式の場所が設けられていますので、実際に神社や教会へいく人の数は少ないです。さらに、海外で挙式をする人も多くなっています。
B:ふーん。披露宴ではどんなことをしますか。
A:挙式のあとに親戚や友人、同僚らを招いて行うパーティーです。ホテルや結婚式場、レストランでディナーやランチとして行われるのが一般的です。披露宴のときには、出席のお客様の名前を書いたカードが前もって、テーブルに置いてあります。そして、新婚さんの家族の人はほとんど後のテーブルに座って、新婚さんの会社の人や友人などが前のテーブルに座ります。また、最近は、感動を誘う新婦の手紙朗読や新郎新婦から両親への花束贈呈が今や披露宴に欠かせない定番の場面になりました。
B:それは感動しますね。ところでお祝儀はいくらぐらいでいいですか
A:日本では出席者が年齢や新郎新婦との関係に応じて約2万円から3万円以上の祝儀をあげます。出席者は帰るときにお返しとして引き出物、ふつは食器セット、美味しい食品、お酒などをもらいます。
B:新郎新婦は事前にいろいろ準備をしないといけないですね。
A:そうですね。挙式と披露宴の他、結婚披露宴に呼べなかった友人・知人・会社の同僚などを別の会場に招待する二次会もあります。二次会の多くは、レストランやカフェを貸し切ったり、結婚式をあげた場所の別室などで行われます。また、結婚式とは違い、二次会は会費制で行われることが多く、会費の相場としては、男性が5千円~9千円、女性が4千円~8千円ぐらいとなっているそうです。後は招待状、新婚旅行などの準備もありますね。みんなだいたい半年以上かけて、準備していると思いますよ。
B:大変ですね。お友達の場合は?
A:友達は神前式で、白無垢らしいです。そして披露宴のときは2回お色直しをするらしいです。新婚旅行はハワイらしいですよ。