とくがわいえやす【徳川家康】
江戸幕府初代将軍。岡崎城主松平広忠の長男。幼名竹千代、のち元信、元康、家康と改めた。院号安国院。はじめ今川義元、ついで織田信長と結び、武田氏を滅ぼす。豊臣秀吉と和睦して天下統一に協力。天正一八年江戸に入府。関ケ原の戦勝後、慶長八年征夷大将軍となる。同一〇年秀忠に将軍職を譲り、大御所として駿府で幕府の土台固めにつくした。豊臣氏を滅亡させた大坂夏の陣にも出陣。死去の翌年東照大権現の諡号をうけ、久能山から日光山に改葬された。(一五四二~一六一六)