【御成敗式目】
(ごせいばい‐しきもく)
鎌倉幕府の基本法典。貞永元年に制定されたので貞永式目(じょうえいしきもく)ともいう。執権北条泰時が太田康連、斎藤浄円らの評定衆に命じて編纂。五一か条から成る。当時の武士に関係の深かった御家人の権利?義務、所領の訴訟などの重要事項について、慣習法や判例を成文化したもので、この後に必要に応じて発布された法令は追加法と呼ばれる。室町幕府法や戦国家法にも強い影響を与え、広く武家法の基本となった。