【雪舟】
(せっしゅう)
室町時代の画僧。相国寺にはいって春林周藤に師事、等楊と名づけられる。また、同寺で周文に水墨画を学ぶ。のち遣明船で入明。帰国後、周防の山口に雲谷庵を建てて生活の本拠とし、全国を行脚した。中国および日本の自然に対する深い観照と、宋元水墨画のすぐれた伝統を融合させて、個性豊かな水墨画を完成。代表作「山水長巻」「破墨山水図」「天橋立図」など。その他道釈人物、花鳥画もある。(一四二〇~一五〇六)