【前野良沢】
(まえの‐りょうたく)
江戸中期の蘭医。名は熹よみす。楽山・蘭化と号。本姓、谷口。豊前中津藩医前野家を継ぐ
。46歳(一説に43歳)でオランダ語を学び、長崎に赴いて研究。杉田玄白らとともに江戸千
住小塚原で死刑囚の死体解剖を実見、蘭書「ターヘル‐アナトミア」を共訳、「解体新書」
と名づけた。ほかに著「和蘭訳筌」「管蠡秘言」など。(1723~1803)
資料:『解体新書』