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中国怪奇物語036
日期:2019-05-28 21:32  点击:319
   炙(あぶ)り肉の怪
 
 
 
 
 宋の文帝のとき、王徽之(おうきし)は交州の刺史を拝命して赴任する途中、宿に客が訪ねてきたので、酒と炙り肉をとりよせた。
 ところが、その肉がかたく、いくら切ろうとしても切れないので、王徽之は腹を立てて床(ゆか)へ投げ捨てた。すると肉はたちまち王徽之自身の首に変った。
「この妖怪め!」
 と剣を抜いて斬りつけようとすると、首は空中へ浮かびあがって、消えてしまった。
 それきりでなにごともなかったが、王徽之は任地の交州に着くと間もなく死んでしまった。
六朝『異苑』

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