近い
笑府
酒宴のあと、大勢の客たちが、帰り道のことを話しあっていると、一人が、
「このなかでは、おれがいちばん近い」
といった。
「いくら近くても、この家の主人にはかなうまい」
と別の一人がいうと、
「いや、おれの方が近い。主人も奥へ行くには少し歩かなければならんだろう。おれはここでこのまま寝るからな、おれがいちばん近い」






