淡(うす)い酒
笑府
ある人、客に水を割った淡い酒を出した。客はその酒を飲みながら、
「お宅の料理は味つけがうまい」
という。主人が不審に思って、
「まだ料理も出していないのに、どうしてわかります?」
ときくと、客は口をなめながら、
「それはわかりますよ。だいいち、この、酒で味つけをした白湯(さゆ)だって、なかなかうまくできているじゃありませんか」






