小便
笑府
ある男、女房の里へ行ってご馳走になり、はじめて氷というものを出された。食べてみるとうまかったので、そっと紙に包み、かくしに入れて持ち帰った。そして家に帰るなり女房に、
「おまえの里でうまいものを出されたので、おまえに食べさせようと思って持ってきたよ」
といい、かくしをさぐったところ、濡れた紙があるだけなので、おどろいていった。
「あいつ、小便をして逃げて行きよった!」






