金持とは
笑府
ある金持が貧乏人に、
「わたしには百万の蓄えがある」
といって威張った。すると貧乏人が、
「わたしにも百万の蓄えがある。君が知らないだけだ」
といった。金持がおどろいて、
「ほんとうか。いったいどこへ隠しているのだ」
ときくと、
「君は蓄えているだけで使わないし、わたしも使わない。使わないものなら、あろうとなかろうと同じことじゃないか」






