やめられない
笑林広記
ある女房、陣痛がひどいので亭主に向って、
「わたし、もう二度とあのことはしないから、あなたもこれからは絶対にわたしの傍に寄らないでちょうだい。子供なんか一生なくてもいいわ」
という。
「よしよし、わかった」
と亭主はいったが、やがて無事に女の子が生れ、夫婦であれこれと名前を考えあっていると、女房がいった。
「ねえ、招弟(しようてい)(弟を招く)という名にしましょうよ」






