身体髪膚(しんたいはつぷ)これを父母に受く
笑林広記
亭主が女房に一物を示して、
「これはもっと長い方がいいか、それとも短い方がいいか」
ときいた。女房は亭主のをちょうどいいと思ったが、わざと、
「短い方がいいわ」
といった。すると亭主が剃刀(かみそり)を取って切ろうとする真似をした。女房はあわててとめて、
「少し長いけど、ご両親に生んでもらった大事な体に、少しでも傷をつけるようなことをしてはなりません」






