気を入れる
笑府
親父が息子の嫁に、しきりにちょっかいを出す。嫁が困って姑(しゆうとめ)に訴えると、姑は、
「安心しなさい。今夜わたしがじいさんをとっちめてやるから」
といい、その夜、嫁の寝台に寝て、あかりを消して待っていた。夜がふけると、はたして親父が忍び込んできて、相手を嫁だと思い、存分に楽しんだ。やがて事が終ると婆さんがどなった。
「ちくしょう! 寝床をかえただけなのに、どうしてあんなに気を入れてしやがった!」






