痣(あざ)
笑府
大道で人相見が、
「陰門に痣のある女は、かならず貴子(きし)を生む」
といっているのをきいて、ある男、大いによろこび、
「ほんとうにそうなら、うちの嫂(あによめ)は貴相(きそう)だ」
という。人相見が、
「嫂(ねえ)さんのそこに痣があることを、どうしてあなたはご存じなのです」
ときくと、
「親父がわしの家内にそう話したということを、家内がわしに話してくれたんだ」






