飯米
笑林広記
貧乏な夫婦がいた。夜中に亭主がきざして誘うと、女房は、
「あしたの飯米もないというのに、あんた、よくそんな気になれるわねえ」
といった。そのとたんに亭主の一物がしぼんでしまうと、女房は気の毒に思って、
「そうはいっても、米櫃(こめびつ)の中をかき集めたら、あしたやあさって食べるぶんくらいはあると思うわ。しっかりしてよ」






