祈願
韓非子(内儲説篇)
衛(えい)のある夫婦が、いっしょに神様にお祈りをした。
「どうか、ただで百束(そく)の布が手にはいりますように」
妻がそういって祈っているのをきいて、夫は不審に思い、
「おまえ、どうしてそんなに少なく祈るのだ」
とたずねると、妻のいうのには、
「百束よりも多いと、あなたが妾(めかけ)を買いなさるだろうから」






