二股かける
笑林広記
娘のために婿選びをしていると、同時に二軒の家から申し込みがあった。東の家は金持だが息子は醜男(ぶおとこ)、西の家は貧乏だが息子は美男子だった。両親が娘に、
「おまえはどちらへ行きたいか」
ときくと、娘は、
「両方へ行きたい」
「それはどういうことだ」
「昼は東の家で暮して、夜は西の家へ行って寝たい」






