三男(なん)
笑府
婚礼のとき、新郎新婦が並んで新郎の両親に拝礼する儀式を「拝堂(はいどう)」という。
さて新婦がその拝堂の儀式をすませたとたん、にわかに産気づいて男の子を生んだ。姑(しゆうとめ)は世間体(せけんてい)を恥じて、あわてて人目につかぬように隠して世話をした。すると新婦が姑にいった。
「おかあさまがこんなによくしてくださることがわかっていたら、家に置いてきた長男と次男もいっしょにつれてくるのでしたわ」






