舌の味
笑林広記
婚礼の翌朝、料理人が昨夜の祝宴の後片づけをしていると、台の上に飾っておいた砂糖でつくった人形が一つなくなっている。料理人があちこちさがしまわっていると、花嫁がくすくす笑いだした。
「何を笑っていらっしゃるのです」
と付添の乳母がきくと、
「昨夜、あの人の舌がとってもおいしかったけど、そのわけがわかったわ」






