二四一 産《おび》屋《や》の中では、産婦は藁一《ひと》丸《まる》の枕をする。一丸とは十二束のことである。そうして一日に一束ずつ抜き取って低くしてゆき、二週間目には平枕の高さにするものだという。産婦は産屋にいるうちに、平常食べるあらゆる食物を少しずつ食べておくようにする。この時に食べておかぬと、後でこの食物を食べる時に必ず腹を病む。ただ一つ例外なのは灰気のある物で、これはいっさい食ってはならぬとされている。
遠野物語拾遺241
日期:2019-08-26 19:20 点击:297






