二六四 出棺の時に厩で馬がいななくと、それにおし続いて家人が死ぬといわれ、この実例もすくなくない。必ず厩の木戸口を堅く締め、馬には風呂敷を頭からかぶせておくようにするが、それでもいななくことがあって、そうするとやはりその家で人が死ぬ。また葬送の途中に路傍の家で馬がいななくような場合もある。やはり同じ結果になる。こういう際の異様な馬のいななきを聞くと、死人の匂いが馬に通うものであるかとさえ思わせられるという。
遠野物語拾遺264
日期:2019-08-26 19:30 点击:276






