二九五 お雛様に上げる餠は、菱張りの蓬《よもぎ》餠《もち》の他に、ハタキモノ(粉)を青や赤や黄に染めて餡《あん》入《い》りの団子も作った。その形は兎の形、またはいろいろな果実の形などで、たとえば松パクリ(松《まつ》毬《かさ》)のようなものや、唐《とう》辛《がらし》、茄《な》子《す》など思い思いである、これを作るのは年ごろの娘たちや、母、叔母たちで、皆がうち揃って仕事をした。
遠野物語拾遺295
日期:2019-08-26 19:46 点击:363






