カライトソウ(バラ科ワレモコウ属)
別名トウウチソウ。本州中部の日本海側の亜高山帯から高山帯に分布し、砂礫地や岸壁、草地に生える高さ40〜80の多年草。根茎は太く横にはい、葉を根生する。茎は直立し、上部で分枝して葉を互生する。根生葉は長柄があり、奇数羽状複葉、小葉は4〜6対あり、長さ4〜9の長楕円形から楕円形、裏面は白っぽい。8〜9月に茎の先に4〜10の穂状花序が垂れ下がる。花は紅紫色で穂先から開花する。萼片は4個、毛があり半曲する。雄しべは6〜12個。