(ほうりゅう‐じ)
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある聖徳宗の総本山。南都七大寺の一。もと法相(ほつそう)宗。607年聖徳太子の開基創建と伝える。670年に焼失し、8世紀初めまでに漸次再建。現存する世界最古の木造建築物で飛鳥様式の金堂?五重塔を中心とする西院と、天平様式の夢殿を中心とする東院とに分れる。金堂の釈迦三尊?薬師如来?四天王、夢殿の救世(くせ)観音、百済(くだら)観音などの諸仏像、玉虫厨子?橘夫人厨子などをはじめ各時代にわたり遺宝が多い。1949年金堂の内部?壁画は失火により損壊したが復元。法隆寺学問寺。斑鳩寺。鵤寺いかるがでら。