(ほんのう‐じ)
京都市中京区寺町にある法華宗本門流の大本山。山号は卯木山。応永二二年日隆が創建。はじめ本応寺といい油小路高辻と五条坊門との間にあったが、のち四条西洞院油小路に移り現名に改称。天正一〇年本能寺の変で焼失。同一七年現在地に移転。境内に織田信長の供養塔がある。
本能寺の変(へん)
天正一〇年織田信長が中国の毛利氏と対戦中の羽柴秀吉を救援しようとして京都本能寺に宿泊した際、出陣の命を受けて先発していた明智光秀が反逆して丹波亀山から引き返し、信長を襲って自害させた事件。