(とくがわみつくに)
(1628―1700)江戸前・中期の大名。御三家水戸藩第二代の藩主。幼名は長丸{ちょうまる}、のち千代松{ちよまつ}、元服して名を光国といった。光圀となったのは50歳代後半からである。字{あざな}は、初め徳亮{とくりょう}、また観之{かんし}、のち子竜{しりゅう}。号は日新斎{にっしんさい}、常山人{じょうざんじん}、率然子{そつぜんし}などがあるが、晩年の梅里{ばいり}、西山{せいざん}が有名。義公{ぎこう}は諡{おくりな}である。光圀を理解するには、その生涯を四期に分けるのがもっとも適当であろう。