【意味】 愛嬌とは、憎めない表情やしぐさ。人に好かれるような言葉・振る舞い。
【愛嬌の語源・由来】 愛嬌は本来「愛敬(あいぎょう・あいぎゃう)」で、慈しみ敬う意味の仏教用語であった。 室町時代頃から、清音の「あいきょう」が用いられるようになり、中世後期頃には清音が多く用いられるようになった。 この頃から「敬」の意味も薄れはじめ、「可愛らしさ」「艶かしさ」などの意味を持つようになり、「嬌」の字が当てられ「愛嬌」となった。 愛嬌は「可愛らしさ」の意味から多くの派生を生み、「人に好かれる振る舞い」の意味、さらに余興などのちょっとしたサービスをいう「ご愛嬌」や、商店などのオマケの意味にも用いられるようになった。