【意味】 アマゴとは、サケ科の淡水魚。全長約30センチ。ヤマメに似るが、体側には朱点がある。
【アマゴの語源・由来】 アマゴの「アマ」は、漢字で「甘子」と書くとおり「甘い」の意味と、「雨」の意味とする説がある。 アマゴを「甘い」とするのは考えがたいが、「甘い」の語源は「うまい」にあるため、「美味い魚」の意味とすれば考えられる。 「雨」とする説は、雨が降り出すと釣れはじめる魚というところからである。 地方によってアマゴは、「アメ」「アメゴ」「アメノウオ(アメノイオ)」などと呼ばれる。 また、アマゴには「天魚」の漢字が当てられることもあり、「天」は「雨」に通じることから、「雨」の説がやや有力である。 アマゴの「ゴ」は、「雨後」の意味から「後」とする説もあるが、接尾語の「コ」の濁音化と考えて良いであろう。