話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方
人間の感情は、自分ではなかなかコントロールしにくいと言われます。
内側から少しずつ湧き出てくるものですから、直接に手を加えることができません。
アクセサリーや下着、洋服であれば、外側なので触れることができ変えられますが、心の中に直接手を入れることはできないのです。
では、感情をコントロールする方法はないのでしょうか。
いえ、もちろん方法はあります。
それが「話題をコントロールする」ということなのです。
話題をコントロールすることで、発生するであろう自分の感情をコントロールすることができます。
話題をコントロールすることができれば、心から湧き出てくる感情や気分、気持ちもコントロールすることができます。
誰かを侮辱したり羨んだり罵ったりしていると、それに伴った感情が心から湧き出てきます。
憎悪、怒り、妬み、執着、頑固さ、憎しみ。
こうした自分の身体に害になるような感情が、話せば話すほど次から次へと出てきます。
暗くネガティブな気持ちで生活をすることになります。
その反面、人のいいところを褒めたり喜んだりしていると、プラスの感情がお互いに湧き出てきます。
嬉しさ、楽しさ、喜び、元気。
こうした笑顔になるような気持ちになることができるのです。
たしかに感情そのものはコントロールすることは難しいのですが、話題をコントロールすることであれば、あなたにもすぐできます。
私が朝、意識的にニュースを見ないことも、この取り組みの1つです。
暗いニュースには耳をふさぎ、自分が嫌な気持ちや気分になることを前もってコントロールしています。
友人と話すときも、悪口や陰口からは走って逃げています。
「ちょっと用事を思い出した」と言って、その場から尻込みして、逃げ去ります。
あるいは「聞いたことないですね」「知らないですね」「どうでしょうかね」と話をごまかして知らんふりをしてしまいます。
話題はできるかぎり褒め言葉へと持っていきましょう。
自分も相手も気分がよくなるようなコミュニケーションを意識的に心がけていかないと、明るい気分になれないのです。