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第26章 過去と未来 Seen and Unforeseen(6)

时间: 2023-06-12    进入日语论坛
核心提示:「アンジェリーナがまだロンの退部たいぶを許さないの」ハリーの心を読んだかのように、ジニーが言った。「ロンに力があるのはわ
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「アンジェリーナがまだロンの退部たいぶを許さないの」ハリーの心を読んだかのように、ジニーが言った。「ロンに力があるのはわかってるって、アンジェリーナはそう言うの」

ハリーは、アンジェリーナがロンを信頼しんらいしているのがうれしかった。しかし、同時に、本当はロンを退部させてやるほうが親切ではないかとも思った。ロンが競技場を去るとき、またしてもスリザリン生が悦えつに入って、「♪ウィーズリーは我が王者おうじゃ」の大だい合がっ唱しょうで見送ったのだった。スリザリンは、いまや、クィディッチ杯はいの最さい有ゆう力りょく候こう補ほだった。

フレッドとジョージがぶらぶらやって来た。

「俺おれ、あいつをからかう気にもなれないよ」ロンの打うち萎しおれた姿を見ながら、フレッドが言った。「ただし……あいつが十四回目のミスをしたとき――」フレッドは上向きで犬掻いぬかきをするように、両腕をむちゃくちゃに動かした。「――まあ、これはパーティ用に取っておくか、な」

それからまもなく、ロンはのろのろと寝室しんしつに向かった。ロンの気持を察さっして、ハリーは少し時間をずらして寝室に上がっていった。ロンがそうしたいと思えば、寝たふりができるようにと思ったのだ。案の定じょう、ハリーが寝室に入ったとき、ロンのいびきは、本物にしては少し大きすぎた。

ハリーは試合のことを考えながらベッドに入った。傍はたで見ているのは、何とも歯痒はがゆかった。ジニーの試合ぶりはなかなかのものだったが、自分がプレイしていたら、もっと早くスニッチを捕とらえられたのに……。スニッチがカークの踵かかとのあたりをひらひら飛んでいた、あの一いっ瞬しゅんにジニーが逡巡ためらわなかったら、グリフィンドールの勝利を掠かすめ取ることができたろうに。

アンブリッジはハリーやハーマイオニーより数列下に座っていた。一度か二度、べったり腰を下ろしたまま、振り返ってハリーを見た。ガマガエルのような口が横に広がり、ハリーには、いい気味だとほくそ笑んでいるように見えた。暗くら闇やみの中に横たわり、思い出すだにハリーは怒りで熱くなった。しかし、その数分後には、寝る前にすべての感情を無にすべきだったと思い出した。スネイプが「閉へい心しん術じゅつ」の特訓とっくんのあと、いつもハリーにそう指示していたのだ。

ハリーは一、二分努力してみたが、アンブリッジのことを思い出した上にスネイプのことを考えると、怨念おんねんが強まるばかりだった。気がつくと、むしろ自分がこの二人をどんなに毛嫌けぎらいしているかに気持が集中していた。ロンのいびきがだんだん弱くなり、ゆっくりした深い寝息ねいきに変わっていった。ハリーのほうは、それからしばらく寝つけなかった。体は疲れていたが、脳が休むまでに長い時間がかかった。


  “安吉利娜还是不肯让他离队,”金妮好像看出哈利在想什么,“她说她知道他有潜力。”
  哈利喜欢安吉利娜对罗恩的信心,但同时又觉得让他离队其实更仁慈些。罗恩离开球场时,斯莱特林人兴高采烈地高唱着“韦斯莱是我们的王”,他们可望夺得魁地奇杯了。
  弗雷德和乔治走了过来。“我都不忍心取笑他了,”弗雷德看着罗恩那委顿的样子说,“跟你们说吧——当他扑漏第十四个球的时候——”他两只胳膊乱舞,好像在做狗爬式。“好了,我把它留到联欢会上吧,啊?”
  罗恩此后不久便恹恹地上楼睡觉了。为了照顾他的情绪,哈利过了一会儿才回宿舍,这样罗恩可以假装睡着了。果然,当哈利终于回屋时,罗恩的鼾声响得有点不大真实。
  哈利上了床,想着这场比赛。在场外观看真是急死人,他很欣赏金妮的表现,但是觉得如果他在场上可能会更早抓住飞贼——有一刻它在柯克的脚边闪烁,要是她没有犹豫的话,格兰芬多也许能赢呢——乌姆里奇坐在哈利和赫敏下面,比他们低几排。有一两次她转身望着他,大蛤蟆嘴咧开着,在他看来分明是幸灾乐祸的笑容。躺在黑暗中一想到这里他就气得热血上涌。但几分钟后他想起睡觉前应该驱除所有的感情,斯内普在每次教完他大脑封闭术时都这么说。
  他试了一会儿,可是在乌姆里奇之后想到斯内普只是增加了他的怨恨,他发现自己想的全是多么厌恶他们两个。罗恩的鼾声渐渐消失,变成了低沉、缓慢的呼吸声。哈利过了很久才睡着。他的身体很疲劳,但脑子久久关不上。
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