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第34章 直前呪文 Priori Incantatem(7)

时间: 2023-05-16    进入日语论坛
核心提示:たちまち、ヴォルデモートの杖が、あたりに響き渡る苦痛の叫さけびを上げはじめたそして――ヴォルデモートはギョッとして、赤い
(单词翻译:双击或拖选)

たちまち、ヴォルデモートの杖が、あたりに響き渡る苦痛の叫さけびを上げはじめた……そして――ヴォルデモートはギョッとして、赤い目をカッと見開いた――濃こい煙のような手が杖先から飛び出し、消えた……ヴォルデモートがワームテールに与えた手のゴースト……さらに苦痛の悲ひ鳴めい……そして、ずっと大きい何かがヴォルデモートの杖先から、花が開くように出てきた。何か灰色がかった大きなもの、濃こい煙の塊かたまりのようなものだ……それは頭部だった……次は胴体、腕……セドリックの上半身だ。

ハリーがショックで杖つえを取り落とすとしたら、きっとこのときだったろう。しかし、ハリーは、金こん色じきの光の糸がつながり続けるよう、本能的にしっかり杖を握り締めていた。ヴォルデモートの杖先から、セドリック・ディゴリーの濃い灰色のゴーストが(本当にゴーストだったろうか? あまりにしっかりした体だ)、まるで狭せまいトンネルを無理やり抜け出してきたように、その全身を現したときも、ハリーは杖を離さなかった……セドリックの影はその場に立ち、金色の光の糸を端はしから端まで眺ながめ、口を開いた。

「ハリー、がんばれ」その声は遠くから聞こえ、反響はんきょうしていた。ハリーはヴォルデモートを見た……大きく見開いた赤い目はまだ驚愕きょうがくしていた……ハリーと同じように、ヴォルデモートにもこれは予想外だったのだ……そして、ハリーは、金色のドームの外側をうろうろしている死し喰くい人びとたちの恐れ戦おののく叫さけびを微かすかに聞いた……。

杖がまたしても苦痛の叫びを上げた……すると杖先から、また何かが現れた……またしても濃い影のような頭部だった。そのすぐあとに腕と胴体が続いた……ハリーが夢で見たあの年老いた男が、セドリックと同じように、杖先から自分を搾しぼり出すようにして出てきた……そのゴーストは、いやその影は、いやその何だかわからないものは、セドリックの隣となりに落ち、ステッキに寄り掛かかって、ちょっと驚いたように、ハリーとヴォルデモートを、金色の網を、そして二本の結ばれた杖をじろじろ眺ながめた。

「そんじゃ、あいつはほんとの魔法使いだったのか?」老人はヴォルデモートを見ながらそう言った。「俺おれを殺しやがった。あいつが……やっつけろ、坊や……」


顿时,伏地魔的魔杖发出了一阵痛苦的尖叫,回响不绝……然后——伏地魔的红眼睛吃惊地瞪大了—— 一只由浓烟形成的人手飞出了杖尖,消失不见了……是他为虫尾巴制造的那只断手……又一阵痛苦的叫声……一个更大的物体从伏地魔的杖尖冒出来,是一个灰色的大东西,仿佛是由最稠密的浓烟构成的……先出来一个头……然后是胸部和手臂……是塞德里克·迪戈里的身体。
如果哈利会因震惊而丢掉魔杖的话,那就是在此刻。但他本能地牢牢攥紧魔杖,使金色的光丝保持不断,尽管塞德里克·迪戈里灰色的幽灵(是幽灵吗?它看上去那么实在)整个儿从伏地魔的杖尖钻了出来,好像是从非常狭窄的管道中挤出一般……塞德里克的灵魂站了起来,望望金色的光丝,说话了。
“坚持住,哈利。”他说。
他的声音很遥远,带着回声。哈利看着伏地魔……他的红眼睛仍然吃惊地瞪着……他和哈利一样感到意外……哈利隐隐约约地听到了食死徒们惊恐的叫喊,他们在金网边缘转来转去……
魔杖里又发出一阵痛苦的尖叫……一个东西从杖尖冒出来……又是浓烟组成的一个人头,紧接着是手臂和身体……一个哈利只在梦中见过的老头,像塞德里克一样从魔杖里挤了出来……这个幽灵或鬼魂,或是别的什么,落到塞德里克旁边,拄着拐杖,略带吃惊地打量着哈利和伏地魔,打量着连在一起的魔杖和金网……
“这么说,他真的是个巫师?”老头说,眼睛望着伏地魔,“这家伙要了我的命……你跟他斗,孩子……”
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