最高敬語とは、天皇と皇族、外国の国王・王族に対してのみ使用される最上級の尊敬語です。終戦後までは皇室典範や宮中の慣例として大変に細かく規定されていたようですが、現在では簡略化が進み、マスコミ報道などでは敢えて平易な敬語も使われるようになりました。しかし、基本的には、現在でも一般の敬語にはない数々の特徴を備えています。なお、外国の国家元首であっても、大統領・国家主席などに対しては使用されません。
最高敬語の特徴①「敬称」
天皇と皇族の敬称は厳格に規定されており、外国の国王・王族に対してもそれに準じて用いられます。
「陛下」 天皇・皇后・皇太后・太皇太后
「殿下」 上記以外の皇族