「分かりません」には、「知らない」・「理解できない」・「判断できない」・「判明していない」など多くの意味があります。このように多彩な意味合いがあり、丁寧の助動詞「ます」が付いた丁寧語ですから、大変使いやすい言葉です。ただ、「分かりません」を連発すると、プライベートな会話では話が進みません。ビジネス上でも信頼をなくしてしまいます。できるだけ使いたくない言葉です。
■「分かりません」の敬語表現例文
申し訳ありませんが、伊藤の帰国がいつになるのか分かりません。
あの先生のお話はむずかし過ぎて、私にはさっぱり分かりません。
地震はいつ起こるか分かりませんので、防災対策を日頃から怠らないようお願い致します。
なぜ今頃になってこのような提案が出てきたのか、先方の真意は分かりません。
これではどっちが本物か分からないです。
※です・ます調ですが、「〜ないです」という打消しの文言は平易な話し言葉から発展した表現ですので、文書上や丁重な敬語遣いにはふさわしくありません。