柔道整復師とは、柔術を起源とする治療法を用い、打撲、捻挫、骨折、脱臼などの治療を専門に行う仕事です。
ほねつぎ、接骨師、整骨師とも呼ばれます。
人間の持つ自然治癒力を発揮させるという東洋医学の考え方に基づき、投薬や手術は行わず、湿布や包帯、テーピングのみで施術をします。
柔道整復師になるためには、柔道整復師の養成課程がある学校で3年間以上学び、国家試験に合格することが必要です。
在学中には柔道の授業があり、柔道の理念なども学びます。
柔道整復師には開業権が認められているため、多くの柔道整復師は独立開業を目指します。
柔道整復師の資格を持つ人の数は年々増加し、また理学療法士と重複する分野もあるため、供給過剰の状態が懸念されています。