アマテラスが機織り場に居たときには、あろうことか屋根に大きな穴を開けて、そこからまだら模様の馬の革を剥いで投げ入れるという真似をしでかします。
それを目の当たりにしてしまった機織りの女は、驚きのあまり動転し、機織り道具で自身を刺して死んでしまいました。
これにはアマテラスもさすがにビビってしまいます。このままだと自分にも危害が及ぶかもしれないと思い、天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる岩づくりの部屋に隠れてしまいました。
さあ、大変です。アマテラスが身を隠してしまったために、高天原は光が消え、地上も真っ暗になってしまいました。闇夜が続き、神たちは大騒ぎです。さまざまな災いも起きるようになってしまいました。