阅读下列短文,从A、B、C、D四个选项中选出符合文章内容的最佳选项。
(一)
人から聞いた話だが、酒も飲まず、たばこも吸わずに規則正しい生活をし、節制に頑張ってきた人が、50歳で不治の病にかかってしまった。
この人の嘆き(哀叹)は強く、自分はこれほどまでに節制に頑張ってきたのに、早く死ぬことになるのに対して、自分の同僚であまり節制もせず勝手に生きてきた人が、病気にもならずにピンピンしている(硬朗)のは、まったく話が合わないと言っていた。
この人の嘆きには、その通りだと同情を禁じ得ない(禁不住)が、「節制すれば長いきができるはずだ」と思っているのも、少し一面的のように感じられる。
( ア )、節制することは健康にいいだろう。しかし、それは節制しないのに比べると、その人の命を延ばすことに役立つかもしれないが、別に他人と比較することがないだろう。人にはそれぞれの生き方がある。
もっと考えれば、無理な節制によるストレスが、この人にとってはよくなかったのかもしれない。とにかく、人間の寿命なんてものは、それほど単純な因果関係で分かるものではなさそうである。
56、文中に「話が合わない」とあるが、それの指すことはどれか。( )
A節制しても、節制しなくても長生きできない。
B節制しても長生きできないが、節制しなければ早く死ぬ。
C節制すれば長生きできるが、節制しなければ長生きできない。
D節制している人は早く死ぬのに、節制していない人は元気でいる。
57、文中に「同情を禁じ得ない」とあるが、誰が禁じ得ないのか( )
A筆者 B勝手に生きてきた人 C不治の病にかかった人 Dたばこを吸って病気になった人
58、文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか( )
Aつまり Bそして Cたしかに Dところで
59、文中の「それ」の指すことはどれか( )
A命を延ばすこと B節制をすること C勝手に生きること D他人と比較すること
60、「人間の寿命と節制」について筆者が最も言いたいことはどれか( )
A寿命と節制はあまり関係がない B無理に節制すると、早く死んでしまう
Cあまり節制しないほうが長く生きられる D節制すれば、他の人より長く生きられる
(二)
汗は、いろいろな場合に出る。暑い時はもちろんであるが、精神作用の強い場合にも出る。普通、冷汗などと言われているものは後者の汗である。暑い時の汗と精神作用による汗とは、調べてみるとまったく( ア )ものであることが分かる。
暑さによる汗は、全身に出るけれども、手のひら(手心)と足の裏との2か所だけには出ない。これは、夏に全身から汗の流れ落ちる時でも、手のひらからは汗の流れることのないことからでも分かる。
精神作用による時は、全身には汗が出なくて、手のひらと足の裏と腋の下の3か所に出るのが普通である。
また、汗の出方にも違いがある。全身の汗は、初めは少しずつ出て、だんだんにその量が多くなり、ついには流れ落ちるほどになることもあるが、手のひらなどでは、精神感動があればすぐにぱっと(一下子)汗が出て、感動が止めばすぐに止む。( イ )、その量はあまり多くない。
このように、人類の汗は温熱性発汗と精神性発汗の2種類に分けることができるが、運動の時はこの2種の発汗が同時に現れる場合がある。それは、運動により体が暖まり、また、勝敗を争ったり、記録の更新をしようといったことから、精神が緊張するからである。
61、文中の「後者の汗」の指すものはどれか。( )
A全身に出る汗 B暑い時に出る汗 C運動の時に出る汗 D精神作用による汗
62、文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。( )
A同じ B違った C似ている D間違った
63、文中の( イ )に入れるのに最も適当なものはどれか。( )
Aそして Bすると Cつまり Dあるいは
64、文中に「2種の発汗が同時に現れる」とあるが、その理由はどれか。( )
A運動すれば体が暖まるから B運動すれば汗が出やすいから
C運動が激しければ精神が緊張し、勝敗がつくから
D運動により体が暖まり、また、精神が緊張するから
65、精神性発汗の特徴に合っているものはどれか。( )
A体のどの部分にも出る
B全身に少しずつ出て、だんだん流れ落ちる
C限られたところにぱっと出て、すぐ止み、量が多くない
D初めは少しずつ出るが、だんだん流れ落ちるほどになる
(三)
Aさんは今画壇で知らない人がいないほどの、かなり高名な画家です。
このAさんにわたしはある時、「どうして画家になられたんですか」と、聞いたことがあるのですが、その問いにAさんは、次のように答えてくれました。
Aさんが小学校の低学年の頃、家で一生懸命絵を描いていたら、隣のおばさんが遊びに来て、偶然、Aさんの絵を見て、こう言ったそうです。
「へえ、Aちゃん、絵が上手なんだね。( ア )びっくりしちゃった。」
その褒められた一言がうれしくて、また一生懸命描いていると、再びおばさんが来て、Aさんの絵を褒めてくれた。
「すごい、前より、また( イ )。」
それがうれしくて、また頑張って描くと、また褒められた。
このように、褒められたのがうれしくて懸命に描くと、また褒められて、それがきっかけになって、また一生懸命描く。
褒められると頑張る、という、この2つが歯車(齿轮)のようにいいほうに回転して、気がつくと画家になっていた、というのです。
「それだけです」と、Aさんは少し申し訳なさそうに言われました。
Aさんがすばらしい画家になれた、そのきっかけを作ってくれたのは隣のおばさんです。隣のおばさんが何気なく(无意中)褒めてくれたその一言で、調子よく図に乗った(一表扬就来劲儿)Aさんは、単純に図に乗る才能を持っていた画家、と言ってもいいでしょう。
66、文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。( )
A筆者 B画家 CAさん Dおばさん
67、文中の( イ )に入れるのに最も適当なものはどれか。( )
Aうまくなったね B元気になったね C美しくなったね D大きくなったね
68、文中の「それがきっかけになって」の「それ」は何を指すか。( )
A絵を描くこと Bよく褒められたこと
C絵が上手であること D絵の描き方を教えてもらったこと
69、文中に「いいほう」とあるが、それの指すことはどれか。( )
A毎日絵を描くようになること B毎日楽しく過ごせるようになること
C絵を描く意欲が出て、だんだん上手になること
D絵を描く意欲が出て、歯車という絵を描くこと
70、文中に「申し訳なさそうに」とあるが、それはなぜか。( )
A図に乗る才能を持つだけの画家だから
Bただ絵が好きで画家になっただけだから
C少し才能があって画家になっただけだから
Dすばらしい機会に恵まれた画家だけだから
(四)
乳児が笑顔を見た時は脳の反応(反应)が穏やかに続くのに対し、怒った顔では反応が急速の低下することが、研究で明らかになった。( ア )、笑顔は左側頭部、怒った顔は右側が主に反応するという違いも分かった。
じっとしていられない乳児の場合、機能的磁気共鳴画像診断装置(核磁共振装置)による脳の活動の測定は困難なため、研究チームは、頭部に当てた光の反射から脳血流の変化を測定する近赤外分光法装置を採用した。表情認知と関係があるとされる左右側頭部の脳血流を調べた。
6~7か月齢の乳児12人を対象に、見知らぬ女性の笑顔と怒った顔の写真をそれぞれ5秒間ずつ提示した。その結果、笑顔の場合は写真が消えた後も血流の増加がしばらく続いたが、怒った顔では急速に低下した。
左右を比較すると、笑顔は言語に関連するとされる左側頭部、怒った顔は注意を何かに向けることと関連する右側頭部が主に反応していた。
研究チームは「怒った顔の場合は危険を察知し、すぐ次の行動に移さなければならないので、脳の別の部位に活動が移るのではないか。笑顔の場合は、コミュニケーションを取ろうとする活動が起きていると考えられる」としている。
71、文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。( )
Aでも Bまた Cすると Dしかし
72、乳児の脳反応を測定する方法で正しくないのはどれか。( )
A近赤外分光法装置で測定した B磁気共鳴画像診断装置で測定した
C頭部に当てた光の反射から脳血流の変化を測定した
D笑顔と怒った顔の写真を見せた後脳血流の変化を測定した
73、文中に「血流の増加がしばらく続いた」とあるが、その理由はどれか。( )
A写真が消えたから B脳の別の部位に活動が移るから
Cすぐに次の行動に移そうとするから Dコミュニケーションを取ろうとするから
74、文中に「左右を比較する」とあるが、何を比較したのか。( )
A左右の顔 B左右の写真 C左右の脳血流 D左右の測定装置
75、この文章の内容に合っているものはどれか。( )
A乳児は笑顔から危険を察知することができる
B乳児が笑顔を見た時は脳の反応が急速に低下する
C乳児が怒った顔を見た時は脳の反応が緩やかに続く
D笑顔は左側頭部、怒った顔は右側頭部が主に反応する
参考答案:
(一)56D 57A 58C 59B 60A
(二)61D 62B 63A 64D 65C
(三)66D 67A 68B 69C 70A
(四)71B 72B 73D 74C 75D