A 以上で東洋自動車の環境保護への取り組みについての紹介を終わらせて いただきます。このあとは時間の許す限り、皆様からのご質問にお答えしたい と思いますが、 何かご質問がある方はいらっしゃいますか。
B 先ほど説明があった燃料電池自動車についてですが、実用化されるのはいつごろですか。
A すでに試験的な導入は始っていますが、まだ解決しなければならない点も多く、本格的に普及するのは来年以降になると思います。
B 解決しなければならない点とは何ですか。
A まずは低コスト化です。現在は開発中にあるため、コストが大幅にかかっています。今後は、いかに量産に向いた材質や構造で開発するかが課題となります。また、自動車自体に問題ではありませんが、燃料電池自動車の普及のためには、 ガソリンスタンドのように水素を充てんするための水素ステーションの普及が必須です。
C 他社の開発状況はいかがですか。
A 他社ももちろん開発をすすめていますが、実用化にはまだほど遠く、当社の技術が 世界の先頭を切っています。